システムリスクとは
システムリスクとは、情報システムの停止や誤作動、顧客データの紛失などにより企業や個人が損失を被るリスクのことをいいます。情報技術が発展する反面、コンピューターウイルスに感染し、重要な情報が消去されたり、不正アクセスにより顧客情報が流出したりするなど、システムリスクは年々大きくなっています。特に金融機関の使用している情報システムがダウンしてしまえば、さまざまなサービスが停止する事態となり、金融機関も利用者も大きな被害を受ける可能性があります。
システムの予期せぬトラブルは、企業にとって大きなダメージです。そこで企業は、システム被害や損害を最小限に食い止めるためのセキュリティシステムを非常に重要視するようになってきました。また、利用者にとっても、セキュリティは金融機関を選ぶ重要な評価ポイントとなるでしょう。金融庁が発表している「金融検査マニュアル」には「システムリスク管理」が検査対象になっているほどです。