手仕舞いとは
株式や為替などの取引において、保有しているポジションを決済することにより、現金化することを指す相場用語です。利益確定(利食い)、損切りのほか、市場が閉じられている間に予期せぬ出来事が発生するイベントリスクを避けるために行う場合もあります。そのため、年末やゴールデンウィークなどの長期休場前には、手仕舞い売りがかさんで株価下落の要因になることがあります。
「一寸先は闇」といわれる相場の世界では、休場中に天災や外国市場急落など、思わぬハプニングが起こって損失が出るのを防ぐため、休み前にいったん手仕舞いしてニュートラルにしておく手法がよく見られます。個人が投資を行う際も損失拡大を防ぐために、「こうなったら手仕舞いする」という自分なりのルールをあらかじめ決めておくといいでしょう。