株価に影響のある材料が投資家の間で周知され、株価がすでにその影響を受けてしまっている状態を指します。
たとえば、業績悪化や減配など、株価に対してマイナスの材料があったとしても、事前にその噂がたったり、予測記事が出たりすれば、それに呼応して投げ売りしたり、買い控えたりする人が現れ、株価は下がっていきます。そうなると、正式に発表したときにはすでに株価がその影響を受けているので、大きく下がらないことになります。その状態のことを、「株価がその材料をすでに織り込んで動いてしまっている」という意味で「織り込み済み」と表現します。