株式交換比率とは
株式交換比率とは、親会社が株式交換によって子会社を完全子会社化する際、子会社の株主に対し、持ち株数に応じて割り当てられる親会社の株式の比率を指します。たとえば、親会社A社が子会社B社を株式交換により完全子会社化する際、B社の株主にB社株21株に対してA社株10.5株が交付された場合、株式交換比率は1対0.5となります。株式交換による子会社化は企業再編の手段として、日本では1999年に解禁され、広く活用されています。
保有株式の会社が完全子会社化された場合、株式交換比率に従って親会社の株式が交付され、保有する銘柄や株数が変化します。その結果、単元未満株が発生したり、株主優待の条件がクリアできなくなったりするケースがありますので、重要な資料や書類には目を通すようにしましょう。