買い入れ消却とは
債券の減債方法の一種で、債券の発行体(発行者)が償還前に市場を通じて債券購入者から債券の買い取りに応じることを言います。債券の発行体は買い入れ消却を行うことで減債する(債務を減らす)ことができます。一方、債券の購入者から見れば、買い入れ消却が行われることで、その後の運用先をまた選定しなければならなくなるほか、買取価格によっては不利な条件で買い取りに応じなければならなくなる場合があるなどのリスク要因となります。
債券の償還方法には最終償還と期中償還がありますが、買い入れ消却は期中償還が行われるときの償還方法のひとつです。期中償還にはこれ以外に償還する債券を抽選で決める抽選償還という方法もあります。