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通貨スワップとは

2024年4月22日
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通貨を対象とするデリバティブ(金融派生商品)取引のひとつで、異なる通貨間の金利と元本を交換する(スワップする)取引を、「通貨スワップ」といいます。たとえば、ドルでの支払いのためドル建て社債を発行して、通貨スワップで円に換えれば利払いや元本償還が円になるため、将来の支払いが円貨で確定します。通常は、取引の開始時と終了時に元本の交換が行われますが、元本の交換をせずに金利部分だけを交換する通貨スワップもあり、「クーポン・スワップ」と呼ばれています。なお、通貨スワップも、金利スワップ同様、取引所を通さずに当事者間で直接取引を行う店頭取引(相対取引)により行いますので、交換する期間や条件などは当事者間であらかじめ取り決めることになります。

各国の中央銀行(日本の場合、日本銀行)が互いに協定を結ぶ「通貨スワップ協定」というものもありますが、これは自国の通貨危機が起きた際、自国通貨の預け入れと引き換えに、協定を結んだ相手国の通貨をあらかじめ定めたレートで融通してもらえる協定です。単に「スワップ協定」や「通貨交換協定」と呼ばれることもあります。

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