DMIとは
DMIとは「Directional Movement Index」の略称で、「方向性指数」と呼ばれることもあります。一定期間の株価の高値と安値を累積平均したもので、トレンドの強弱を示す指標です。当日の高値安値が前日の高値安値に比べてどちらが大きいかを基準に、相場の強弱を判断します。株価が上昇トレンドの場合は前日の高値を当日の高値が更新することが多い点や、株価が下降トレンドの場合は前日の安値を当日の安値が更新することが多い点などにより、トレンドが変化することを利用したものです。相場の上昇と下降をそれぞれ指数化し、トレンドの強弱を計算してグラフ化したもので、前日からのプラスの方向性指数(上昇力)である「+DI」とマイナスの方向性指数(下降力)である「-DI」を用いて判断します。「+DI」が「-DI」より大きいときはプラス方向への動きが大きいこと(上昇トレンド)を示し、逆に「-DI」が「+DI」より大きいときはマイナス方向への動きが大きいこと(下降トレンド)を示します。