価格優先の原則とは
証券取引所において、売買注文を成立させるときの優先順位のひとつです。具体的には、同じ銘柄で、売り注文同士では呼び値の低い注文を高い呼び値に優先させ、買い注文同士では呼び値の高い注文を低い呼び値に優先させます。たとえば、「500円で1,000株売りたい」という注文と「501円で1,000株売りたい」という注文の場合、「500円で1,000株売りたい」の注文を優先させます。逆に、「500円で1,000株買いたい」という注文と「501円で1,000株買いたい」という注文の場合、「501円で1,000株買いたい」の注文を優先させます。
証券取引所で行われる売買には、この他にも成行注文優先の原則と時間優先の原則があります。成行注文があるときには、価格を指定した取引よりも優先して注文を成立させます。また、同じ条件の注文であっても、発注時刻が早いものほど優先されます。