IR/統合型リゾートとは
IRは、「Integrated Resort」の略で日本語では「統合型リゾート」と呼ばれ、カジノをはじめ、国際会議場や劇場、展示場、ホテル、ショッピングモールなどの複合施設の集合体を指します。日本では2018年7月にIR実施法案が成立し、2020年代後半に向けて最大で3ヵ所のIR開業を目指して議論が進められています。ただ、日本が目指すIRはカジノを含む統合型リゾートということもあり、ギャンブル依存症対策など問題点も多く、解決すべき課題もたくさんあります。
日本におけるカジノを含む統合型リゾートの候補地には、大阪、横浜、長崎、和歌山の4自治体が誘致に名乗りを上げましたが、その後2ヵ所が撤退して大阪と長崎に絞られており、決定されるのは2023年頃になる予定です。ただ、2019年末にIR事業を巡って、現役国会議員による汚職事件が発覚したことや、2020年からの新型コロナウイルス感染拡大などにより慎重論も台頭しており、予定通り実現するかどうかは微妙な情勢です。