AIIB/アジアインフラ投資銀行とは
AIIBとは「Asian Infrastructure Investment Bank」の略で、アジア向け国際開発金融機関のことです。中国が提唱して主導する形で、2015年に57ヵ国を創設メンバーとして発足し、2023年1月現在、加盟国は106ヵ国・地域となっています。主な業務は、アジア新興国などのインフラ開発のための融資を行うことで、資本金の目標は1,000億ドル。「シルクロード経済ベルト」として活性化を目指す中国の「一帯一路構想」に基づくもので、日米が主導するADB(アジア開発銀行)では賄いきれないほど増大する、アジア地域のインフラ整備のための資金ニーズに、補完的に応えることを目的としています。なお、日本や米国は、そのガバナンスの不透明性や信用力への懸念から、参加を見送っています。