デリバティブ/金融派生商品とは
デリバティブ(Derivative)とは、“派生する(Derived)”を語源とする“派生的、副次的”という意味の英語で、株式、債券、金利、通貨、金、原油などの原資産の価格を基準に価値が決まる金融商品の総称です。原資産から派生した商品として、金融派生商品とも呼ばれます。取引形態としては、先物取引、オプション取引、スワップ取引、フォワード取引などがあります。古くは米や綿花などの農作物を対象とした先物取引から発達し、1990年前後からは、株式、債券などの金融商品を対象とした先物取引、オプション取引、スワップ取引などが活発に取引されるようになりました。近年はこれらのほかに天候(降雨量や降雪量、気温など)を対象とする「天候デリバティブ」や、信用力などを対象とする「クレジットデリバティブ」なども登場しています。
金融派生商品取引の対象となるもの(原資産)として、個別株式、株価指数(日経平均株価や東証株価指数など)、国債、通貨、金利、天候(降雨量や降雪量、気温など)、信用力などが挙げられます。