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代用有価証券とは

2024年4月22日
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信用取引の委託保証金を差し入れる際、一定の条件のもとで現金ではなく有価証券でこれを代用することができます。この代用のための有価証券を「代用有価証券」といいます。現金とは異なり、代用有価証券(株式や債券など)には価格変動リスクがあります。そのため、あらかじめ決められた掛け目(上場株式80%、国債95%など)を、時価に掛け合わせたものが、実際の代用有価証券の評価額となり、それが委託保証金の金額を満たす必要があります。なお、代用有価証券の掛け目は、市場の動向などにより金融商品取引所によって変更されたり、また証券会社の判断で変更されることがあります。

委託保証金の多くを代用有価証券にして、信用取引の枠を目一杯使って株式を信用買い、または空売りすると、少しの株価変動でも損益変動が大きくなり、リスクがその分高くなるといえます。また、代用有価証券と信用取引で購入する有価証券の銘柄が同じ場合を「二階建て取引」などと呼び、信用買いの評価益・評価損と委託保証金の増減が同じ方向に動くため、株価下落局面でのリスクが高まります。

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