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現渡しとは

2024年4月22日
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信用取引の決済方法のひとつで、売り建てた株式を決済するときに買い戻しにより差額決済するのではなく、手元にもともとある、またはほかの方法で取得した同銘柄・同株数の株式を差し入れて決済することを「現渡し」といいます(「品渡し」とも呼ばれます)。制度信用取引の場合、6ヵ月という決済の期限がありますが、その間に株価が下がらなかった場合などに買い戻し以外の決済方法として利用されます。逆に、信用取引で買い建てた株式を反対売買により差額決済するのではなく、手元にある資金で株式を引き取る方法を「現引き(げんびき)」といいます。

現渡しは、つなぎ売りなどをしている場合に利用されることがあります。つなぎ売りとは、相場が下落しそうなときに、保有している現物株式を売却するのではなく、同銘柄・同株数の株式を空売りすることで、株価の下落による評価損を空売りによる利益で相殺しようとするリスクヘッジのための取引方法です。ただし、予想に反して株価が上昇してしまった場合、現物株式の評価益と空売りによる評価損が相殺されてしまいます。そこで、損失を表面化させないために、保有株式を返すことで現渡しをして決済するわけです。

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