お知らせ
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追加型投資信託とは
追加型投資信託とは、当初募集期間、または運用開始後にかかわらず、いつでも購入可能な投資信託のことで、オープン型投資信託とも呼ばれています。当初募集期間中は、それぞれの投資信託で決められた申込価額での購入になりますが、運用開始後は時価である基準価額で購入します。多くの投資信託は、購入時期の制限はありませんが、一部の投資信託では購入できる期間を限定している商品もあります。追加型投資信託に対し、当初募集期間のみしか購入できない投資信託のことを単位型投資信託といいます。みなさんが目にする投資信託の多くは...
通貨選択型(ファンド)とは
通貨選択型の投資信託は、投資対象資産(株式や債券など)に加えて、投資対象通貨も選択することができるよう設計されています。通貨選択型の投資信託の主な収益源としては、(1)投資対象資産の価格変動、(2)為替ヘッジプレミアムによる収益、(3)為替変動による収益などが挙げられます。選択した通貨の対円レートが上昇(円安)に動いた場合には、為替差益を得ることができますが、逆に選択した通貨の対円レートが下落(円高)に動いた場合には、為替差損が発生することになります。
設定日とは
設定日とは、投資信託の運用が開始される日のことです。投資信託は、運用する前に資金を集める当初募集期間という時期を経て、設定日から運用を開始します。設定日はパンフレットや目論見書の中の「お申込メモ」や「ファンド概要」などに記載されています。多くの投資信託は設定日の基準価額を1万円として運用をスタートしています。
先進国とは
先進国とは、主に経済が大きく発展している国々のことをいいます。先進国と呼ばれるための定義はなく、経済や技術が発展しており、生活水準が高いといわれている国々の総称となっています。主要国首脳会議は現在G7(ジーセブン)と呼ばれ、日本、米国、イギリスなどの先進国と呼ばれている国々が参加しています。先進国に対し、経済などが未発達な国々を発展途上国といいます。投資する際に検討材料となる要素には、その国の発展性や技術なども重要ですが、政情の安定性も大きなポイントです。技術や資金、資源があっても政情が安定しな...
ソブリン債とは
ソブリン債とは、政府や政府機関が発行または保証を行っている債券の総称です。ソブリン(sovereign)は直訳すると「君主、国王」という意味になります。ソブリン債を中心に投資する投資信託では、○○ソブリンファンドなどの商品名で販売されていることがあります。ソブリン債をはじめ、外国の債券に投資する投資信託の中でも、毎月お小遣いや年金のように分配金を受け取るタイプの商品が、一時はかなりの人気を集めました。しかし、あくまで投資信託のため、分配金や元本は変動するものであることを理解する必要があります。
信託報酬とは
信託報酬とは、投資信託を管理・運用してもらうための経費として、投資信託を保有している間投資家が支払い続ける費用のことです。ただし、別途支払うのではなく、信託財産の中から「純資産総額に対して何%」といったように毎日差し引かれます。投資信託の種類によって信託報酬は異なりますが、年0.5~2.0%程度が一般的です。一般的に特定の指数への連動を目指すインデックスファンドのほうが、ファンドマネージャーの手腕が問われるアクティブファンドより信託報酬が低い傾向があります。投資家が負担する費用には、保有中にかか...
信託約款とは
信託約款とは、投資信託の契約について規定したもので、単に約款と呼ばれることもあります。信託約款には、契約期間や分配金の分配方法、手数料など、投資信託を運営していくために必要な条項が記載されており、目論見書で確認することができます。投資信託を設定するときは事前に監督官庁である金融庁への届け出が必要で、内容に変更があった場合には訂正の届け出をして投資家に周知するよう法律で定められています。
スイッチングとは
スイッチングとは、投資信託を買い換えることです。単に現在保有している投資信託を売却して、他の投資信託を購入する際にも用いますが、通常は同一の商品で、その商品に組み込まれている金融商品を乗り換える際に用います。スイッチングができる商品には、変額年金やセレクト型、アンブレラ型と呼ばれる投資信託があります。また、同一の投資信託で為替ヘッジありとヘッジなしのタイプの乗り換えや、決算周期の異なるタイプへの乗り換えもスイッチングといいます。スイッチングは自分の運用目的や運用期間に合わせて、その商品に組み入れ...
セクターとは
セクターとは、主に株式相場や株式市場を分析する際、便宜上区分するグループのことです。業種や発行株数、株価といったグループだけでなく、技術や開発といったテーマごとに分ける場合もあります。ファンドマネージャーやアナリストは、セクターごとに業績の比較を行ったり、セクター内での株価の割高・割安を比較するなどして、投資の判断材料を探します。たとえば、車に使用されている燃料電池というテーマでセクターを考えてみましょう。まず思い浮かぶのは、燃料電池を入れる車を作っている自動車会社ですね。その次は、その燃料を作...
信託財産とは
信託財産とは、投資信託が保有している資産のことです。投資信託は投資家から集めた資金で株式や債券などの資産を売買しますが、保有している資産は運用方針によって異なります。信託財産は信託銀行に預けられ、運用会社からの指示によって売買されます。信託銀行では預かった資産を他の資産とは別に管理しています。これを分別管理といい、法律で義務付けられています。預金は万が一、金融機関が破綻してもペイオフ(預金保護制度)によって元本1,000万円とその利息までは守られているということをご存知の方は多いようです。では、...
信託財産留保額とは
信託財産留保額とは、投資信託を解約する際に投資家が支払う費用のことです。ただし、別途投資家が支払うのではなく、「基準価額に対して何%」といったように解約代金から差し引かれます。投資信託の種類によって差し引かれる金額は異なり、一般的には0.3%程度ですが、差し引かれない投資信託も多くあります。投資家が負担する費用には、解約時にかかる信託財産留保額の他、購入時にかかる販売手数料や保有中にかかる信託報酬があります。信託財産留保額は、投資信託を保有し続ける投資家に迷惑がかからないようにするための費用です...
新興国とは
新興国とは、日欧米などの先進国に対し、現在の経済水準はまだ低いものの、高い成長性を秘めた国々のことをいいます。新興国はエマージングカントリーとも呼ばれ、具体的には、中南米、東南アジア、中東、東欧などの国々を指します。特に注目される国々は、BRICs(BRICS)、VISTA、ネクスト11といったグループで表されています。新興国は経済の急成長が期待できる市場として注目を集めていますが、経済や市場が未成熟であるため混乱することがあり、高いリスクが想定されます。
信託期間とは
信託期間とは、投資信託を運用する期間のことです。信託期間は目論見書などで確認することができ、あらかじめ期間が区切られているものと、期限が決まっていない無期限のものがあります。定められた信託期間はあくまでも目安で、運用が困難になった場合には終了してしまうことがあります。また、信託期間が終了した場合でも、さらに延長されることがあります。長期運用を考えている場合であれば、信託期間が長めのものが選ばれる傾向にありますが、その投資信託の解約が多くなるなど運用総額が減少すると運用が困難になるため、途中で終了...
信託銀行とは
信託銀行とは、信託業務を行う銀行のことで、顧客の現金だけでなく、株や債券などの金融資産、不動産などを預かり、管理、運用を行います。もちろん一般の銀行の業務も行っています。投資信託の仕組みの中では、投資家から集めた資金を管理し、運用会社からの指示で資産の売買を行っています。銀行や証券会社では投資信託を販売しても、その資産を預かることはありません。それらの資産を預かってくれるのが信託銀行です。では、もしも信託銀行が破綻すると資産はどうなってしまうのか?という疑問を持つ人もいるかもしれませんね。その答...
償還日とは
償還日とは、債券の場合、その保有者に額面金額を払い戻す満期日のことをいいますが、投資信託の場合は運用が終了する日のことをいいます。満期のようなもので、運用レポートや目論見書に掲載されていますが、償還日を無期限としている投資信託も数多くあります。償還日は、投資信託が発売される時点で決められていますが、運用成績が悪化したり、資産が少なくなったりして運用が困難になった場合には、償還日前でも償還されることがあります。投資信託を選ぶときは、運用成績や手数料だけでなく、償還日を確認することも大切です。償還日...
ショートとは
ショートとは、“売り”のことです。ただし、単に株などを売ったことをショートとはいいません。信用取引や外国為替証拠金取引など、担保をもとに取引をする場合に使われます。たとえば外国為替証拠金取引でドルを持っていない状態から、ドルを売り、その状態で市場に参加していることをショートポジションといいます。この場合、ドルが値下がり(ドル安)してドルを買い戻せば利益を得られます。ショートとは逆に“買い”のことをロングといいます。信用取引や先物取引、外国為替証拠金取引で使われる言葉なので、一般的には聞きなれない...
受益者とは
受益者とは信託用語のひとつで、受託者による信託行為で発生した利益を受ける権利を有する者を指します。投資信託の場合、投資信託を購入して保有する投資家は、信託の利益を享受する権利(受益権)を持つため、受益者と呼ばれます。償還金の受領、受益権の買取請求の権利、信託財産の運用収益の分配について、受益権の口数に応じて均等の権利を持っています。
受益証券とは
信託財産の管理・運用などの成果を享受する権利である「信託受益権」を表示する有価証券です。投資信託の受益証券はファンドによる利益を受ける権利(受益権)を証券化したものですが、2007年の投資信託振替制度導入後はこれが発行されず、受益権の発生、消滅、移転がコンピュータシステム上の口座(振替口座簿)の記録によって行われるようになりました。
受託者とは
受託者とは信託用語のひとつで、委託者から託された信託財産の管理などを受益者のために行う者を指します。投資信託の場合では、投資信託委託会社からの委託を受けて、その指図に基づいて信託財産の保管と計算、受益証券発行の認証などを行う金融機関のことで、主に信託銀行を指します。受託者は信託財産の名義人となって自己の名前で管理するだけで、信託財産の運用実績や成果については責任を負いません。
実績分配率とは
実績分配率とは、投資信託において基準価額に対してどのくらいの割合で分配金を支払ったかを示す数字です。主にMRFなどの公社債投資信託において、過去の分配実績に基づいて利回りに換算し、公表されています。MRFなどの公社債投資信託は安全性の高い債券で運用され、その実績分配率は預金金利と同じようにとらえられがちですが、あくまでも過去の実績を示したもので、将来を保証するものではない点に注意しましょう。なお、公社債投信は2016年2月の日銀によるマイナス金利政策の影響で運用実績が悪化しています。