お知らせ
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価格帯別出来高とは
価格帯別出来高とは、過去一定期間において売買が成立した株数を価格帯ごとに表示したものです。一般的には株価チャートの右横に棒グラフで表示されます。価格帯別出来高の棒グラフが高いと、過去にそこで売買をした投資家が多かったことを意味します。つまり、将来的にも価格帯別出来高の多かったところでは売り圧力が強まったり(上昇局面の場合)、逆に買い圧力が強まったり(下落局面の場合)することが予想されます。
価格優先の原則とは
証券取引所において、売買注文を成立させるときの優先順位のひとつです。具体的には、同じ銘柄で、売り注文同士では呼び値の低い注文を高い呼び値に優先させ、買い注文同士では呼び値の高い注文を低い呼び値に優先させます。たとえば、「500円で1,000株売りたい」という注文と「501円で1,000株売りたい」という注文の場合、「500円で1,000株売りたい」の注文を優先させます。逆に、「500円で1,000株買いたい」という注文と「501円で1,000株買いたい」という注文の場合、「501円で1,000株...
貸し株とは
信用取引で株を売建(空売り)したい投資家に証券会社が貸す株式のことです。信用取引では多くの場合、買い方は融資を受け、売り方は証券金融会社から株式を借りて取引を行います。買い方は融資を受けているので金利支払いが発生し、売り方は借りた株式に対する「貸株料」を支払うことになります。信用取引を行っている場合には、金利もしくは貸株料が日割り計算されて適用されます。ただし、株式投資では約定日から起算して3営業日目の受渡しとなるため、売買から受渡しまでに土日や祝日を挟む場合には、その分の金利や貸株料が上乗せさ...
乖離率とは
一般的に株式投資の場合、売られすぎた銘柄は買われ、買われすぎた銘柄は売られる傾向があります。この「売られすぎ、買われすぎ」を判断するひとつの材料が株価と移動平均線の乖離率です。これを移動平均乖離率と呼んでいます。本来、株価と移動平均線との距離は接近したり、離れたりしながら推移しますが、時として極端に離れることがあります。もちろん、株価を動かす大きな材料が発表された場合などは大きく乖離することは珍しくありませんが、特に大きな材料もなく、大きく乖離した場合には、その反動から移動平均線に接近する可能性...
買い残とは
信用取引において、信用買いをされて、まだ決済(お金の返済または現引き)されずに残っている株式の残高(株数)のことを指します。逆に、信用取引によって売られて、まだ決済が済んでいない残高(株数)を「売り残」といいます。信用買いは、証券会社から一定期間お金を借りて株式を買う取引です。信用買いでは証拠金を担保に、時にはその証拠金を上回る金額分の株を買うわけですから、買い残が多いということは株価が上がると考えている投資家が多いということになります。信用残は、日々の新聞紙上や証券会社が提供する投資情報ツール...
ガイダンスリスクとは
上場企業には、四半期ごとの決算発表が義務づけられています。ここで、期初に予想した業績に未達の場合や、市場予想を下回る決算を発表した場合などには、失望売りから株価が大きく下がることがあります。これら企業のガイダンスによって株価が値下がりすることをガイダンスリスクと呼びます。株価を構成する要因はさまざまで、輸出企業や輸入企業などでは為替などの推移によっても業績は左右されます。そのため業績予想は困難で、期初予想を保守的に出す企業が多くなっています。極端に保守的な予想を出した場合は、ガイダンスリスクによ...
外国株式の国内店頭取引とは
外国証券取引のうち、投資家と証券会社が取引所を通さずに直接売買する取引です。具体的には、証券会社は投資家から受けた外国株式の注文を、海外の株価を参考に自らが相手方となって取引を成立させます。投資家の買い注文に対して証券会社が手持ちの外国株式を売ったり、投資家の売り注文に対して証券会社が買い取ったりして取引を成立させます。なお、国内店頭取引で売買できる銘柄は証券会社が決めていますので、銘柄数は限られています。証券会社は投資家との間で国内店頭取引を行う際には、社内で決めた合理的な時価(社内時価)で売...
外国証券取引口座とは
投資家が外国証券取引を行う際に証券会社に設定する口座で、外国株式をはじめ、外国債券や外国投資信託を売買するときにはあらかじめ開設する必要があります。証券会社は外国証券取引口座に関する約款を事前に投資家に交付したうえで申込書を受領します。
外国株式の海外委託取引とは
外国証券取引のうち、投資家の株式委託注文を、証券会社が海外の市場に取り次ぐ取引です。この取引では、約定値段は現地通貨建てとなります。対象となっている海外の取引所であれば、原則として全上場銘柄が対象で、注文方法も指値注文と成行注文が可能です。時差の関係で発注日時と約定日時がずれることがあるため、約定日は証券会社が注文の成立を確認した日となります。国内の証券会社を通じて行う外国株式の取引方法としては、最も一般的な方法です。投資経験が少ない一般の人にはあまり知られていませんが、日本国内にいながらにして...
外国株式の国内委託取引とは
外国証券取引のうち、国内の証券取引所に上場されている外国株式を売買する取引です。決済は国内株式と同様に、円建てで行われます。東京証券取引所には、米国をはじめ、ヨーロッパやアジアの外国企業が上場していますが、これらを国内株式と同じように円建てで売買することができるのが国内委託取引の魅力です。国内委託取引では、指値注文、成行注文ができるほか、対象銘柄になっていれば信用取引を行うこともできます。ただ、上場銘柄数(東証)は、1991年をピークに減少の一途を辿っています。
終値とは
終値とは、その期間で最後についた価格のことをいいます。終値に対し、期間の最初についた価格のことを始値といいます。
買い入れ消却とは
債券の減債方法の一種で、債券の発行体(発行者)が償還前に市場を通じて債券購入者から債券の買い取りに応じることを言います。債券の発行体は買い入れ消却を行うことで減債する(債務を減らす)ことができます。一方、債券の購入者から見れば、買い入れ消却が行われることで、その後の運用先をまた選定しなければならなくなるほか、買取価格によっては不利な条件で買い取りに応じなければならなくなる場合があるなどのリスク要因となります。債券の償還方法には最終償還と期中償還がありますが、買い入れ消却は期中償還が行われるときの...
回帰トレンドとは
回帰トレンドでは統計学的な指標で、株価の散らばりの合計を最小化するように回帰直線を引きます。安値と高値を結んで引かれる一般的なトレンド線とは異なり、期間内にある終値の真ん中を通る線となります。さらに、標準誤差を加減して引かれた上下2本ずつの平行線は、抵抗線や支持線として使われます。相場の方向性やトレンドを判断する際に使われ、線が右肩上がりの場合は上昇トレンド、右肩下がりでは下降トレンドとなります。また、線の角度が付いている場合ほど、トレンドが強いことを表します。
買い気配とは
市場の動きが、買い注文ばかりでそれに見合う売り注文がなく、値がつかない状態のこと。
踊り場とは
踊り場とは上昇してきた株価が一服して足踏みしたような状態になることで、「調整」などともいわれます。株価同様、景気の回復局面でその傾向が一時的に鈍り、足踏み状態に陥ることを「景気の踊り場」と呼びます。
織り込み済みとは
株価に影響のある材料が投資家の間で周知され、株価がすでにその影響を受けてしまっている状態を指します。たとえば、業績悪化や減配など、株価に対してマイナスの材料があったとしても、事前にその噂がたったり、予測記事が出たりすれば、それに呼応して投げ売りしたり、買い控えたりする人が現れ、株価は下がっていきます。そうなると、正式に発表したときにはすでに株価がその影響を受けているので、大きく下がらないことになります。その状態のことを、「株価がその材料をすでに織り込んで動いてしまっている」という意味で「織り込み...
オーバーシュートとは
相場が過剰に反応して、行き過ぎた動きとなること。たとえば、経済指標などの発表で投資家の売買が活発になって株式市場や外国為替市場などのマーケットがオーバーシュートすることがありますが、多くの場合、これは一時的なもので、その後は適正な水準に戻っていきます。
押し目買いとは
株価が上昇している局面で、一時的に株価が下落したタイミングを見計らって買いを入れる手法です。株価が下落することを相場用語で「押す」と表現することからこう呼ばれます。広義では「逆張り」の投資手法に含まれますが、一定期間株価が継続的に上昇した後、利益確定の売りに押されて少し下落したタイミングで買いを入れるときにも「押し目買い」といいます。「押し目を拾う」といった用法も同義です。なお、株価だけでなく、債券相場や為替相場、商品相場などでも広く用いられる相場用語ですまた一方で、「押し目待ちに押し目なし」と...
オシレーター系とは
オシレーターとは「振り子」や「振り幅」という意味で、投資用語では「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を示すテクニカル分析手法です。オシレーター系の代表的な指標は、「RSI」「ストキャスティクス」「ボリンジャーバンド」など。相場の流れを読むトレンド系に対し、オシレーター系は相場の変化の大きさで判断します。なお、オシレーター系は逆張り投資に有効なテクニカル指標とされています。
大型株とは
東京証券取引所では、TOPIX(東証株価指数)を補完する「規模別株価指数」の算出において、TOPIX構成銘柄の中から、時価総額(株価×発行済み株式数)と流動性が高い上位100銘柄を大型株と定義しています。なお、大型株についで時価総額と流動性が高い上位400銘柄を中型株、それ以外を小型株と分類しています。時価総額や流動性は日々変動します。このため東京証券取引所では、毎年10月に規模別株価指数の構成銘柄の見直し(入れ替え)を行っています。