コモディティ投資とは
コモディティ(Commodity)とは、一般に、“商品”のことを指す言葉で、コモディティ投資とは、商品先物市場で取引されている原油やガソリンなどのエネルギー、金やプラチナなどの貴金属、トウモロコシや大豆などの穀物といったようなコモディティ(商品)に投資することをいいます。投資の仕方には、直接的に商品や商品先物の市場で運用される商品ファンドが以前からありましたが、近年では、商品指数に償還価額が連動する債券などに投資する投資信託など、利用方法の選択肢が広がってきています。
商品先物の市場の動向は、物価に大きな影響を及ぼしているといえますので、非常に注目度の高いものとなっています。しかし、直接商品先物取引を行う場合は、少額の資金で大きな取引ができるようになっているため、レバレッジ(てこの原理)を大きくするほどハイリスクになる点には注意が必要です。以前は商品市況と債券や株式などの金融資産の市況はあまり連動性がないとの見方もありましたが、近年では金融市場のグローバル化が進んだことで、ある程度相関性があると考えられるようにもなっています。