マクロ経済とは
マクロとは「巨大な」という意味があり、マクロ経済とは、政府、企業、家計を一括りにした、経済社会全体の動きのことです。イメージでいうと、空の上から森全体を見るといった感じでしょう。国や政府のレベルで物価や消費、金融などの動きを国全体から考えるというものです。日常では、景気が悪い、円高、失業率が上がったなどというニュースが問題になりますが、これらはマクロ経済の要素のひとつで、大きな視点で世の中の動きを見ることで日本のこれからを考えることができます。
マクロ経済の反対は、ミクロ経済です。ミクロは「微小な」という意味があり、個人や個別企業の動きのことです。マクロ経済が森全体のイメージなら、ミクロ経済は、森の中の木を一本一本見るというイメージで、日々の生活の中で物価の変動などが企業や家計の消費行動にどういった影響があるのか、などの分析をすることがミクロ経済ということになります。