上放れとは
株価が一気に大きく上昇することをいいます。「うわばなれ・うわっぱなれ・うえばなれ」などと読みます。株価がそれまでの推移から大きく離れて上昇したり、あるいは、前日の終値と比べて大きく上昇することを指します。反対に、これまでの推移から大きく離れて下落することを「下放れ」と呼びます。
ローソク足などで見ると、上放れした株式は直前のローソク足の陽線が上方に窓のような空間をあけているように描かれます。明確な根拠はありませんが、過去の経験則では、いずれ窓が閉められるように株価が推移する(つまり、株価が一時的であっても下落する)傾向があるといわれます。急激に上昇した要因にもよりますが、その企業の実力以上に急上昇した株価は、実力どおりの株価に急落する危険性をはらんでいると考えられます。