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信用評価損益率とは

2024年4月22日
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信用評価損益率とは、信用取引で株を買っている人が買値と比べて今どのくらいの損失状態であるかを見る指標です。直近の時価に基づく「信用買い残」の時価から、信用取引の買い建て時の融資額等から計算される推定買い建て値を差し引いて評価損益を求め、3市場の信用買い残で割って求められるものです。数値がプラスだと買い残の多くが評価益の出ている状態で、数値がマイナスだと買い残の多くが評価損の出ている状態を示します。一般的に、信用取引は決済期限のある短期売買のための取引手法なので、評価益が出ると買い建てした投資家は利益の確定のための反対売買を急ぎ、評価損の出ている投資家は利益が出るまで待とうとする傾向にあります。したがって、この信用評価損益率はマイナスになっていることが多く、プラスに近づくと相場も天井圏に近づいたと判断されるのが一般的です。

なお、この信用評価損益率は、マイナスが大きくなるにつれ、評価損を抱えた投資家が「追い証」の発生を恐れて反対売買していくことで、さらに相場が下落する傾向になります。そして、一定水準を超えてマイナスが大きくなると、相場が反転していくケースが一般的です。

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