債務不履行リスクとは
債券などの発行体(国や企業など)が、利払い日における利息の支払いや満期償還時の償還金の支払いをきちんとできなくなるリスクのことを「債務不履行(デフォルト)リスク」、または、「信用リスク」といいます。このリスクを測るモノサシに、「格付」があります。格付は、債券の発行体とは利害関係のない第三者機関である格付機関が、発行会社の依頼に基づいて手数料を徴収したうえで付与しています。一方、依頼に基づかないものを「勝手格付」と呼びます。もあります。格付は定期的に見直され、変更が行われます。
格付は、スタンダード・アンド・プアーズ社の場合、AAA(トリプル・エー)が最上級で、AA(ダブル・エー)、A(シングル・エー)、BBB(トリプル・ビー)…と続きます。BBB以上が投資適格、BB以下が投資不適格と一般に判断される傾向にあります。格付は急に変更されることがあるので、格下げの情報などには注意が必要です。