分配金とは
分配金とは、投資信託の収益から投資家に還元するお金のことで、決算時に支払われるのが一般的です。ただし、運用成果や今後の運用戦略を考慮したうえで運用会社が決めるため、決算期ごとに毎回支払われるとは限らず、金額も決まっていません。分配金の支払い原資は投資信託の資産ですので、分配金を支払うと資産は減ることになります。このため、分配金を支払うことで、その分だけ基準価額が下がることになります。
分配金が多くたくさん出ているからといって、良い投資信託とは限りません。たとえば、50万円分の投資信託を購入して、分配金が3万円出たとしても、もともとの投資信託の金額が46万円になっていれば、全体トータルではマイナスになっています。分配金だけで投資信託の良し悪しが判断できないのはこのためです。運用レポートでは、分配金を出さなかったと仮定したときの基準価額の動きがグラフで表示されている場合があります。