品薄株とは
市場で流通している株数が少ない株式のことを品薄株といいます。発行済株式数が多くても、安定株主が多く浮動株比率が低い場合には、市場に流通している株数が少ないことから品薄株と呼ばれます。市場での取引量が少ないので、少量の売買でも株価が大きく動き、大量の注文が出ることで急騰・急落しやすいなど、値動きが荒くなる性質があります。品薄株の中でも特に株価水準が高い銘柄を「値がさ品薄株」と呼びます。
代表的な相場指標のひとつである日経平均株価(225種)は、もともと株価を合計して銘柄数で割った単純平均株価をもとに修正を加えたものなので、値段の高い銘柄の値動きに左右されやすい傾向があります。特に、「値がさ品薄株」は、値動きが荒いことからも、日経平均株価に大きく影響を及ぼすことがあります。