日計り/日計り商いとは
日計り、日計り商いとは、その日買った銘柄をその日のうちに売る、または信用取引などで売った銘柄をその日のうちに買い戻すような取引を行うことをいいます。デイ・トレーダーは、この日計りによって収益を獲得することを目指しています。また、証券会社などの自己売買部門の担当者であるディーラーなども日計りで、利ざや稼ぎを狙うことが多くあります。
1999年10月に売買委託手数料が自由化されて手数料が大幅に下がったことや、インターネットによるリアルタイムでの売買が容易になったことによって、個人投資家も日計り取引がしやすくなったといえます。日計り商いでは、差金決済にならないよう注意することが必要です。ある銘柄の株式を100万円で買い、同一日に売却し、同一日に再度同一銘柄を100万円で買う場合、差金決済になってしまうことがあります。この場合、合計の買い約定代金である200万円を受渡し日に用意しなければなりません。なお、信用取引の場合には、同じ保証金を使って、同じ銘柄を日に何度も売買する「回転売買」が可能です。