時間優先の原則とは
証券取引所において、同一銘柄、同一値段の売り買いそれぞれの注文について、注文が行われた時間によって、先に出された注文が、後に出された注文に優先するという原則のこと。価格優先の原則と並んで、オークション方式で行われる取引所取引の重要な原則になっています。
時間優先の原則は、たとえば、Aさんがある銘柄について1,000円で3,000株の買い注文を9:30に出した後、Bさんが同じ銘柄について1,000円で5,000株の買い注文を9:35に出していたとします。他に買い注文はなく、9:40に1,000円で5,000株の売り注文が出てきたとすると、注文時間の早いAさんの3,000株の買い注文が先に約定し、Bさんの買い注文のうち2,000株だけが約定するかたちになります。