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買いオペ・売りオペとは

2024年4月22日
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買いオペとは日銀が市場から債券や手形を買うことをいい、売りオペとは日銀が市場で債券や手形を売ることをいいます。買いオペ・売りオペは、通貨の市場流通量を調整する、公開市場操作手法のひとつです。買いオペは市場の通貨量を増加させますので、金融を緩和して金利を引き下げる効果があります。一方、売りオペは市場から通貨を吸い上げますので、金融市場の通貨量を減らすことで個人や企業に回る通貨量が減り、市中のお金のだぶつきをなくす効果があります。日銀はこのような手法で通貨量や金利を調整し、景気や物価をコントロールしています。

日銀が買いオペを行い、通貨供給量を増加させるとどうなるのでしょう。買いオペでは日銀から市中にお金が出回りますので、銀行の貸出金利は低下します。金利が低下するとお金が借りやすくなるので、住宅投資や設備投資など経済全体の投資が増え、企業の生産量の増加、収益の改善、雇用環境の改善などが起こり、個人の購買意欲も増すでしょう。こういったサイクルで景気が回復していくということを期待して、日銀は買いオペを行うのです。

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