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外貨準備とは

2024年4月22日
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各国の通貨当局の管理下にある、直ちに利用可能な対外資産のことです。通貨当局が急激な為替相場の変動を抑制するとき(為替介入)や、他国に対する外貨建債務の返済が困難になったときなどに用いられます。日本の外貨準備高は中国に次ぎ世界第2位で、2022年12月末時点で約1兆2,828億ドルに達しています。これは日本が海外に対する輸出の多い国であるということから、日本企業が輸出によって稼いだ外貨が積み上がった結果といえます。外貨準備は国際収支統計(財務省と日本銀行)や外務省などから公表されています。

日本の外貨準備高のほとんどが外国証券で、実質的には米国財務省証券(米国債)となっています。つまり、財政赤字である米国の国債を日本が大量に買っているということになります。外貨準備高が約3兆1,280億ドル(2022年12月末時点)の中国も同様で、外貨準備高が注目される背景のひとつには米国債の買い手の問題があります。

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