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パリティ価格とは

2024年4月22日
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パリティ価格とは、転換社債(転換社債型新株予約権付社債)を株式に転換したときの価値に着目した転換社債の理論価格のことで、「株価/転換価格×100」の式で計算して求めます。たとえば、転換価額1,200円、現在の株価1,500円の会社の転換社債の場合、パリティ価格は1,500円÷1,200円×100=125円となります。そのとき転換社債の価格が140円だったとすると、転換社債は理論上の価格よりも高い値がついていると考えられます。株価と転換価格が同じときには、パリティ価格は100円となります。100円を上回っているときは、社債としての価値以上に株式としての価値の側面が強く表れ、下回っているときは、社債としての側面が強く表れます。

保有している転換社債を社債のまま売却するか、株式に転換してその株式を売却するかを考えるとき、【パリティ価格<転換社債の時価】なら社債のまま売却、【パリティ価格>転換社債の時価】なら株式として売却したほうが有利となります。ただし、株式に転換する場合には、売却時の取引コストや経過利息が受け取れないなどのことにも留意しましょう。

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