HFT/超高速取引とは
HFTとは、「High Frequency Trade」の略称で、コンピュータを活用した「超頻度取引」のことです。最新技術を駆使したHFTでは、1秒間に1万回近くの株の取引を行うこともあり、日本株の注文の約6割を占めているともいわれます。基本的には、さまざまなコンピュータプログラムによって、薄い利ザヤを何度も繰り返し売買することで利益を積み上げていきます。
2014年には、米国のノンフィクション作家であるマイケル・ルイス氏がHFTの実態を明らかにした「フラッシュ・ボーイズ」を出版、日本では「フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち」として翻訳され、世界中のマーケット関係者の間で話題となりました。