SRIとは
SRIとは「Socially Responsible Investment」の略で、社会的責任投資のことです。運用上の投資基準として、従来の財務的側面だけでなく、社会的・倫理的側面である社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)も考慮して投資対象を選ぶことをいいます。古くは、米国でキリスト教の教会が資産運用を行う際に、タバコやアルコール、ギャンブルといった教えに反する内容の業種を投資対象から外したことがSRIの始まりだといわれています。近年では、環境問題などに積極的に取り組んでいる企業などをピックアップするSRIが増えています。
日本では、1999年に設定された「エコ・ファンド」がSRIのスタンスで運用される投資信託(SRIファンド)の最初だといわれています。なお、SRIは投資スタンスとしては投資家の賛同を得やすいものの、必ずしも他の投資スタンスに比べて収益率が高くなりやすいといえるわけではありません。