リスクプレミアムとは
リスクプレミアムとは、リスクのある資産の期待収益率から無リスク資産の収益率を引いた差のことです。株式に投資するということはつまり、大きな値上がりを期待できる反面、値下がりする可能性も高く、そのブレの大きさを受け入れたということになります。リスクの大きな株式と無リスク金利(リスクフリーレート)商品が同じリターン(収益)であれば、みんなリスクのない無リスク金利商品に投資するでしょう。投資家は無リスク金利にいくらの利回りを上乗せすれば、リスクのある株式を買う気になるのかという、その上乗せ部分がリスクプレミアムになります。
もしTOPIX(東証株価指数)の年間上昇率が7%で国債の利回りが4%であったならば、株式投資に要求する市場リスクプレミアムは3%になります。この場合、理論上は投資家は7%以上のリターンが見込めないと値下がりリスクのある株式投資はしないということになります。