リセッションとは
リセッション(Recession)とは、「景気後退」を表します。景気は拡張期と後退期が数年周期で繰り返されますが、ピークである「山」から最悪期の「谷」に向かう過程で、景気が低迷して不況に至る間を「景気後退」局面といいます。反対に、景気が改善して好況に至る間を「景気拡張」局面といいます。欧米ではGDP(国内総生産)が前期比のマイナスが2四半期以上連続すると、一般的にはリセッションとみなされます。米国では、NBER(全米経済研究所)が経済活動低下の深さや広がり、期間をもとにリセッションを認定します。一方、日本では内閣府が毎月発表している景気動向指数のDI(Diffusion Index=ディフュージョン・インデックス)が50%を下回る状態が一定期間続くと、リセッションとみなされます。