CBDC/中央銀行デジタル通貨とは
CBDCとは「Central Bank Digital Currency」の略で、中央銀行デジタル通貨のことです。①デジタル化されていること、②円などの法定通貨建てであること、③中央銀行の債務として発行されること、の3つの条件を満たすものと定義されています。中央銀行は誰でも1年365日、24時間使える支払決済手段として銀行券を提供していますが、これをデジタル化してはどうかという議論があり、現金に代わるようなデジタル通貨を中央銀行が発行することについて、具体的な検討を行っている国もあります。ただし、民間銀行の預金や資金仲介への影響など、検討すべき問題点も多く、日本をはじめ、主要な国の中央銀行は慎重な姿勢を維持しています。