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空売りとは

2024年4月22日
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手持ちの株式を売ることを「現物の売り」というのに対して、手元に持っていない株式を、信用取引などを利用して「借りて売る」ことを指します。株価が高く、これから下がることが予想されるときに空売りをして、その後予想通り株価が下落したところで買い戻して利益を得るものです。なお、株価の下落時に空売りをする投資家が増え過ぎると、売りが売りを呼んで相場の下落に拍車がかかり、相場の混乱を招くなどの恐れがあります。そのため、上場銘柄では、直近の取引所の株価(直近公表価格)以下の値段での空売りを原則禁止するという「空売り規制」があります。

たとえば、株価1,000円で1,000株空売りして、800円に値下がりしたときに1,000株を買い戻すと、空売りした売買代金100万円の中から買い戻しの売買代金80万円を支払うことで、差額20万円が手元に残ります。これが空売り・買い戻しによる利益です。なお、空売りは単なる利益獲得目的(投機目的)のためだけではなく、持っている株式などの下落リスクをヘッジする目的でも使用されます。

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