米国国内でひと月に建設された新築住宅戸数を、米商務省が調査して毎月公表する指標です。一戸建てと集合住宅に分け、北東部、中西部、南部、西部の地区ごとに集計されます。季節ごとのばらつきが大きいため、調整をかけたうえで年率換算して発表されます。なお、同時に発表される住宅建設許可件数は、実際の着工に先駆けて出される許可申請の数を集計したもので、住宅着工件数の先行指標となっています。
住宅の建設に伴って家具・家電などの耐久消費財が購入されることが多く、個人消費への波及効果が大きいため、景気動向の先行指標として市場関係者から注目されています。