お知らせ
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陰線とは
株価の動きをローソク足にしたとき、始値に比べて終値が安かった場合に一般的に黒で表示し、その線を陰線といいます。逆に、始値に比べて終値が高かった場合に一般的に白で表示し、その線のことを陽線といいます。黒い部分が長いほど最初についた値段から大きく下がって終わったということになります。ローソク足は、日本で株価チャート(罫線(けいせん)ともいう)を作成する際に最も一般に使用されているもので、始値、終値、高値、安値といった4本値で作られます。始値や終値よりも高い高値や、安い安値がついた場合は、その価格まで...
移動平均線とは
移動平均線とは、ある一定期間の価格から平均値を計算し、折れ線グラフで表したものです。その日を含めた過去何日間(または何週間)かの価格を毎日計算するため、平均値が移動していくことから、移動平均と呼ばれます。代表的なテクニカルチャートのひとつで、価格の傾向や流れなど、相場の方向性を見る手掛かりとなります。現状の株価や為替などの価格を表すローソク足と組み合わせて、売買のタイミングを計るときに使われます。ただし、過去何日間(または何週間)の平均を取っているので、実際の価格の動きよりも遅くなります。また移...
一般信用とは
信用取引には制度信用と一般信用の2種類があり、一般信用取引とは金利、貸株料および返済期限などを証券会社が顧客との合意に基づき、自由に決められるものを指します。制度信用の返済期限が6ヵ月なのに対し、長期間で取引できる証券会社もあります(当社の場合は、原則3年)。制度信用の対象銘柄は取引所によって選定されますが、一般信用で買建可能な対象銘柄はほぼ全ての上場銘柄です。ただし、売建の取引が可能な証券会社はごく一部に限られていて、その対象や返済期限もまちまちです。なお、制度信用で売建ると逆日歩(株式が不足...
いってこいとは
金融業界における「いってこい」とは、一定期間の間に株価など相場が値上がりもしくは値下がりしたのちに、再び元の水準まで戻ることを指します。
一目均衡表とは
一目均衡表とは、日本で生まれたテクニカルチャートのひとつで、一目山人(いちもくさんじん:ペンネーム)によって開発されました。一目均衡表は、ローソク足と5本の補助線(基準線、転換線、遅行線、先行スパン1、2)を用いてひとつのグラフを形成します。特に「雲」といわれる抵抗帯が一目均衡表の特徴です。この雲の大きさや、雲に対するローソク足の位置や動きなどから、今後の株価の動きを予測することができます。一目均衡表の最も大きな特徴である「雲」は、その厚さを見ることで、価格に対してどれくらい抵抗があるのかを判断...
板寄せとは
板寄せとは証券取引所の売買成立方法で、「板寄せ方式」ともいいます。相場が始まるときの始値を決める際などに使われますが、その時点で出されている注文をすべて「板」と呼ばれる注文控えに記載したうえで、まず成行注文を優先し、次に高い買い注文と安い売り注文を突き合わせて、数量的に合致する値段(約定価格)を決めていく方法です。これに対し、相場の取引時間中(ザラ場)に、気配値をもとにそのつど取引を成立させていく方法を「ザラ場寄せ」といいます。
委託保証金とは
投資家が株式の信用取引や発行日決済取引を行う際に証券会社に差し入れる担保のこと。原則として売買成立日(約定日)から数えて3営業日目の正午までに差し入れなければなりません。委託保証金の額は、約定代金の30%以上と定められており、現金だけでなく、株式や債券などの一定の有価証券で代用することも可能です(代用有価証券)。ただし、代用有価証券は値動きがあることから、時価に一定率(代用掛け目)を掛けた価格で評価額が計算されます。信用取引で購入した株式に評価損が発生した場合、委託保証金はその評価損を差し引いて...
委託手数料とは
株式を取引するには証券会社に口座を開き、売買を委託して取引所に注文を取り次いでもらう必要がありますが、その際、証券会社に支払う手数料のことを委託手数料といいます。委託手数料の金額は昔は横並びでしたが、1999年の自由化以降は各社が自由に設定できるようになり、またインターネット取引が普及したことで、一気に低廉化が進みました。
板とは
売り方と買い方の指値を気配値といいますが、この気配値の売買注文状況を並べたものを板と呼びます。現在では、証券会社などの投資情報ツールで簡単に見ることができるようになりました。板を見れば、足元の需給がある程度わかります。なんとなくわかるはずです。たとえば、現在の価格より下に大口の注文が入っていれば、一般的には下げにくい(底堅い)と考えることができます。とはいえ、板はあくまでも現状を表しているもので、その後の株価動向を保証するものではありません。なお、買い方や売り方が呼び水として、架空の注文を出して...
EV/企業価値とは
EVは「Enterprise Value」の略で、企業価値を指します。一般的な計算式は、「株式時価総額+有利子負債-現預金など」で、企業が将来的に稼ぎ出すフリーキャッシュフローを割引いた現在価値としても算出されます。企業を買収する際に必要な金額の目安になります。
EPS/1株当たり純利益とは
EPSとは「Earnings Per Share」の略で、1株当たりの利益のことです。当期純利益を発行済株式数で割って算出したものです。
ETN/上場投資証券とは
ETNとは「Exchange-Traded Note」の略で、指数連動債も含みます。ETF(上場投資信託)と同様に、株価指数などに連動する金融商品ですが、金融機関などの発行体が信用力をもとに発行する債券であるため、発行体の倒産や財務状況などによってはETNの価格が下落したり、無価値になる場合もあるため、発行体の信用リスクについては十分に留意する必要があります。一方、ETFの場合は現物株式などの資産を保有しており、たとえETFの組成会社に万が一のことがあっても、投資家の資産は分別管理の対象となって...
安定配当とは
企業は利益の中から株主への還元策として定期的に配当を出しますが、その配当が安定して出ている状態を安定配当といいます。配当は必ず出さなければならないものではなく、業績が悪化すれば減らしたり(減配)、なくしたり(無配)することができます。ただし、安定的に配当を出したほうが、長期的に株式を保有する安定株主を確保し、経営の安定を図ることができるため、安定配当を目指す企業が多いといえます。投資する銘柄を選ぶ際は、現在の配当金額だけでなく、過去にどのように推移してきたかもチェックするといいでしょう。
安定操作取引とは
株式等の募集や売出しを容易にするために、主幹事証券会社等が当該銘柄について一定期間に行う市場での売買等のことをいいます。安定操作取引を行うことがある場合には、その内容が目論見書に開示されています。
安定株主とは
安定株主とは、長期的に安定して株式を保有する株主のことです。主に企業の経営者や関係者、または業務提携や取引関係にある会社、メインバンクなどの金融機関を指します。こうした複数の企業がお互いの株を持ち合う、いわゆる「株式持ち合い」や「持ち合い株」は、安定株主比率を上げることで敵対的買収を難しくさせる効果があります。株式持ち合いなどによる安定株主は日本特有の構造といわれていますが、近年、時代の変遷に伴う様々な理由により、株式の持ち合いを解消する動きが見られます。
あやとは
特に理由が見つからない中で、相場が一時的に小幅に上下動すること。下落トレンドにある相場が一時的に小幅に上げることを「あや戻し」、一方、上昇トレンドにあった相場が一時的に小幅に下げることを「あや押し」といいます。
預け替え(移管)とは
預け替え(移管)とは、証券会社が投資家の指示により保管していた株式などを投資家に返却せずに、他の証券会社に預け替えをすることをいいます。取引証券会社の変更の際に用いられます。また、外国株式の場合、自社のカストディアン(投資家に代わって有価証券の管理を行う機関)から、預け替えする証券会社のカストディアンへ移管されます。
規制銘柄とは
規制銘柄とは、証券取引所が信用取引に関する規制措置を行っている銘柄を指します。信用取引において売買が過度に投機的になることを防止するため、取引所では一定の基準を設けて規制を行います。具体的な規制手段は、保証金率の引き上げや新規取引の制限、停止などです。規制銘柄になっても、取引が正常化されれば規制は解除されます。規制銘柄に指定されると直ちに公表されるので、注文する前に確認できます。規制銘柄に該当すると売買が制限されたり、保有するための資金力強化などが必要となるため、その公表自体が売買の材料になる可...
アク抜けとは
一般的に株価が下がるにはそれなりの理由が存在しますが、それら悪材料が出尽くして、株価が安定もしくは下げ止まった状態をアク抜けと呼びます。たとえば、業績に不安があり、株価が下げ基調だった会社が、予想通りネガティブな決算を発表した場合など、悪材料出尽くしと判断され、アク抜けすることがあります。
アクティビスト/モノ言う株主とは
アクティビスト(Activist)とは本来「活動家」を表す英語ですが、株式の世界では株主としての権利を積極的に行使して、企業に影響力を及ぼそうとする投資家を指します。一定数以上の株式を保有し、投資先企業の経営者に対して経営戦略などを提案することで、その価値を高めて最終的に利益を得ようとする投資ファンドがその代表格で、「モノ言う株主」とも呼ばれます。具体的には、増配や自社株買いなどの株主還元策、事業売却、経営陣刷新などを要求し、その企業の経営に影響力を及ぼします。特に、M&Aに関わる投資ファンド会...