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マーケット・ニュートラル運用とは
マーケット・ニュートラル運用とは、ヘッジファンドなどで使われる運用手法のひとつで、買い建て(ロング)する金額と同額の売り建て(ショート)を行う手法です。基本的に、割安な銘柄を買い建て、割高な銘柄を売り建てるスタンスで運用し、相場が上がっても下がっても全体の動きによる影響を受けることなく、利益を出そうとするところからマーケット・ニュートラルという呼び方が使われます。ただし、買い建てと売り建ての両方で収益が得られる可能性がある反面、見通しが外れた場合は、両方で損失が発生する可能性もあります。買い建て...
ポートフォリオとは
ポートフォリオ(Portfolio)とは、金融商品の組み合わせのことで、特に具体的な運用商品の詳細な組み合わせを指します。「ポートフォリオを組む」ということは、どのような投資信託を購入しようか、株はどの銘柄で何株ほど持つか、などの検討をするという意味です。もともとの語源は、紙ばさみや書類入れという意味で、欧米では紙ばさみに資産の明細書を保管していたことが言葉の由来となっています。ポートフォリオが具体的な商品の詳細な組み合わせを意味するのに対し、大まかな資産配分のことをアセットアロケーションといい...
ベンチマークとは
ベンチマーク(Benchmark)とは、投資信託などが運用の指標としている基準のことです。多くの場合、投資信託が投資対象とする商品や市場の各種指数が用いられます。たとえば、日本株式に投資する投資信託であれば、TOPIXや日経平均株価などの指数がこれに当たります。指数はその市場や商品の平均値を表すことが多いため、投資信託のベンチマークとして採用されやすいのです。投資信託の目論見書や運用報告書などに、ベンチマークの指定がされているものもあります。投資信託が1年で10%利益を上げたとしてもそれがよい結...
ベビーファンドとは
ベビーファンドとは、ファミリーファンド方式で運用する投資信託のうち、実際に投資家が購入する投資信託のことで、子ファンドとも呼ばれています。ファミリーファンド方式では、実際の運用を行うマザーファンドと、投資家から資金を集めるベビーファンドの2つの投資信託で運用が行われています。ベビーファンドはその運用方針に適したマザーファンドに運用を任せますが、必要に応じて複数のマザーファンドを利用します。一方、マザーファンドは複数のベビーファンドから資金を集めて運用します。この方式により、ひとつの投資信託で資金...
ヘッジファンドとは
ヘッジファンドとは、さまざまな取引手法を駆使して市場が上がっても下がっても利益を追求することを目的としたファンドです。ヘッジ(hedge)は直訳すると「避ける」という意味で、相場が下がったときの資産の目減りを避けるといったところから用いられています。普通の投資信託は、運用方法に制限を設定しており、相場が一方向に動いたときのみ利益が出る仕組みのものがほとんどです。一方、ヘッジファンドは比較的自由な運用が可能で、先物取引や信用取引などを積極的に活用することで相場の上げ下げに関係なく利益を得ます。リス...
ヘッジ取引とは
ヘッジ(Hedge)とは、「回避」を意味する英語で、ヘッジ取引とは現物の価格変動リスクを、先物取引などを利用して回避(ヘッジ)する取引のことをいいます。たとえば、現物株を保有している投資家が、今後の株価下落が予想される状況で、現物株を売却せずに先物等を売り建てることで、現物株に発生する評価損を先物等の利益でカバーしようとする取引などが代表的です。このような取引方法を「売りヘッジ」といいます。また、いますぐに現物株を購入する資金はないものの、近い将来資金を得ることができるような状況にある場合、買う...
分別管理とは
分別管理とは、投資家から預かった資産と、証券会社や信託銀行が保有する自社の資産を分けて管理することです。分別管理が行われることで、証券会社や信託銀行、運用会社が破綻した場合でも、投資家の資産は投資家に返還されます。分別管理は法律で定められており、証券会社などに義務付けられています。ただし、外国為替証拠金取引や信用取引、先物取引に関わる資産は、法律上は分別管理の対象外となっています。
分配金とは
分配金とは、投資信託の収益から投資家に還元するお金のことで、決算時に支払われるのが一般的です。ただし、運用成果や今後の運用戦略を考慮したうえで運用会社が決めるため、決算期ごとに毎回支払われるとは限らず、金額も決まっていません。分配金の支払い原資は投資信託の資産ですので、分配金を支払うと資産は減ることになります。このため、分配金を支払うことで、その分だけ基準価額が下がることになります。分配金が多くたくさん出ているからといって、良い投資信託とは限りません。たとえば、50万円分の投資信託を購入して、分...
分配型投資信託とは
分配型投資信託とは、定期的に分配金を出すことを目標として運用されるタイプの投資信託のことです。分配金は投資信託の運用収益の中から、通常は年1~2回の決算時に投資家に還元されるお金ですが、運用成果などによっては毎回払われるとは限らず、金額も変わる可能性があります。分配金の支払い原資は投資信託の資産ですから、その分だけ資産が減り、基準価額も下がることになります。
ブル・ベアとは
ブル・ベアとは、相場の強気・弱気を示す言葉です。ブル(Bull)は強気のことで、雄牛が角を下から上へ突き上げる仕草から相場が上昇していることを表し、ベア(Bear)は弱気のことで、熊が前足を振り下ろす仕草、あるいは背中を丸めている姿から相場が下落していることを表す言葉として使われています。投資信託では、ブル型、ベア型の商品が販売されていて、ブル型は相場が上昇しているとき、ベア型は相場が下落しているときに利益が出るように設計された商品となっています。相場が下落しているときにどうやって儲けるの?と思...
BRICSとは
BRICSとは、広い国土と多くの人口、豊かな天然資源をもとに今後大きく成長することが見込まれるブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ(South Africa)の頭文字を合わせた造語です。南アフリカを除く「BRICs」をゴールドマン・サックス社が2001年に発行したレポートの中で用いて以来、一般にも広く使われるようになりました。このレポートの中で、2050年にはBRICsの4ヵ国がGDPで上位6ヵ国に入る可能性があるということが記載...
普通分配金とは
投資信託の分配金には、普通分配金と元本払戻金(特別分配金)の2種類があります。このうち、普通分配金とは、投資信託の分配落ち後の基準価額が、受益者(投資家)の個別元本と同額か上回っている場合に支払われる分配金のことをいい、課税対象となります。
ファンドマネージャーとは
ファンドマネージャーとは、投資信託の運用を行う専門家のことで、運用会社に所属して業務を行っています。ファンドマネージャーの業務は、投資信託の運用方針に従って、市場や銘柄の分析、選定、組み入れ比率や売買のタイミングを検討し、投資家から預かった資産を運用することです。ひとつの投資信託を1人のファンドマネージャーが担当しているとは限りません。ひとつの投資信託を複数のファンドマネージャーが担当したり、1人のファンドマネージャーが複数の投資信託を担当していることもあります。投資信託の運用は、ファンドマネー...
ファンドオブファンズとは
ファンドオブファンズ(Fund of Funds)とは、複数の投資信託を投資対象とする投資信託のことです。通常の投資信託は株や債券などに投資しますが、ファンドオブファンズは複数の投資信託が投資対象です。投資信託に投資する投資信託、という意味からファンドオブファンズと呼ばれています。投資信託のメリットのひとつに、幅広い分散投資によるリスクの低減が挙げられますが、ファンドオブファンズは投資信託に投資することで、さらに投資対象や運用会社が分散されて、リスクを抑える効果が期待できます。
ファミリーファンドとは
ファミリーファンド(方式)とは、複数の投資信託の資金をまとめて「マザーファンド(親ファンド)」と呼ばれる投資信託に投資し、マザーファンドで株式や債券などに分散投資をして運用する方式のことをいいます。一般の投資家は、「ベビーファンド(子ファンド)」と呼ばれる投資信託を購入し、ベビーファンドがマザーファンドに投資をする仕組みになっています。内外の株式や債券などの幅広い資産に分散投資をするファンドを複数運用している投資信託会社の場合、1つずつのファンドごとに国内株式や外国債券などの銘柄選択をするよりも...
標準偏差とは
標準偏差とは、一般的には統計学における散布度(バラツキ)を計測する手法のことを指します。標準偏差は金融商品のリスクを数値化する際にも使われることがあります。投資信託の場合では、ある一定の年数を設定し、まず騰落率の平均値を求め、年ごとにリターンから平均値との差(偏差)を求めます。それから偏差を2乗して一定期間の年ごとの偏差を合計し、それを年数で割って平方根を出します。これがリターンとのブレを示す標準偏差で、その数値が大きいほどリスクが大きく、小さければリスクも小さいことになります。投資信託を選ぶ際...
VISTAとは
VISTAとは、ベトナム(Vietnam)、インドネシア(Indonesia)、南アフリカ(South Africa)、トルコ(Turkey)、アルゼンチン(Argentina)の頭文字を合わせた造語です。BRICsに続く有力な新興成長国グループとしてエコノミストの門倉貴史氏が提唱しています。BRICs (BRICS)に比べGDPはまだまだ小さいですが、今後大きな成長が見込まれています。BRICs(BRICS)やVISTAに共通する強みに鉱物資源が挙げられます。「レアメタル(希少金属)」がその代...
販売手数料とは
販売手数料とは、投資信託を購入する際に販売会社に支払う手数料のことで、申込手数料ともいいます。販売手数料は投資信託によって異なり、別途消費税がかかります。また、同じ投資信託でも販売会社によって異なる場合があります。最近では、インデックスファンドを中心に、販売手数料が無料の投資信託(ノーロード・ファンド)も増えています。投資家が負担する費用には、購入時にかかる販売手数料の他、保有中にかかる信託報酬や解約時にかかる信託財産留保額があります。
バランス型投資信託とは
バランス型投資信託とは、株式やだけとか債券だけというひとつの資産に偏ることなく、複数の資産や市場へバランス良く投資する投資信託のことです。たとえば株式と債券、国内と海外といった異なる資産や市場で運用します。バランス型投信の中には国内株式と国内債券の2つの資産に分散しているものや、外国株式、外国債券を加えた4つの資産に分散しているものなど、さまざまな種類があります。バランス型投資信託にはまた複数の投資信託で運用を行うファンドオブファンズ形式のものもあります。一般的に分散している資産が多い、また株式...
パッシブ運用とは
パッシブ運用とは、投資信託などの運用手法による分類のひとつで、運用目標とされるベンチマーク(日経平均株価やTOPIXなどの指標)に連動する運用成果を目指す運用手法のことをいいます。一方、ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用手法のことを「アクティブ運用」といいます。一般に、投資対象がほぼ同じファンドの場合、アクティブ運用よりもパッシブ運用のほうが、投資戦略の立案やその戦略に基づく投資対象の選定などをすることなく、機械的に運用できる分、販売手数料や信託報酬などのコストは少なく済みます。パッシブ運...