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ハイウォーター・マークとは
ハイウォーター・マークとは、信託報酬のひとつである「成功報酬」を算出するための基準となる価額のことで、投資信託の設定時に条件や計算方法が決められます。成功報酬を取る投資信託で使われることがあり、この報酬形態をハイウォーター・マーク方式といいます。投資信託の値段である基準価額がハイウォーター・マークを上回った場合に、信託財産から成功報酬が差し引かれます。報酬額は、「ハイウォーター・マークより上回った基準価額に対して何%」といった形で出来高制が採用されています。ハイウォーター・マーク方式の報酬は、「...
ハイイールド債とは
ハイイールド債とは、利回りが高く信用格付が低い債券のことで、ジャンク債などともいわれます。イールド(yield)とは、直訳すると、収益、利回りという意味になります。具体的には、格付会社などで信用格付がBB(ダブルビー)以下の評価をされている債券で、信用度が低い分、格付の高い債券より金利が高く設定されています。信用格付が相対的に低い発行体の債券は、高い金利を設定しないと資金が集まりません。信用が低いと人気もなくなるので金利が高くなるわけです。投資信託でもハイイールド債を中心に運用されている商品が販...
ノーロード・ファンドとは
ノーロード・ファンドとは、販売手数料がかからない投資信託のことです。投資信託の販売手数料のことをロード(load)と呼ぶことから、販売手数料が無料の投資信託をノーロード・ファンドと呼びます。販売手数料は証券会社などの販売会社がある程度自由に設定することができるため、同一の商品でも販売会社によって異なる場合があります。ただし、ノーロードという理由だけで投資信託を選択するのではなく、商品性や信託報酬など他の費用も考慮して選択することが大切です。投資信託には販売手数料の他に、保有中に差し引かれる信託報...
年間収益率とは
年間収益率とは、投資商品への投資から得られる1年当たりの利益率を指します。投資信託の運用成績を表す際、期末の分配金込みの基準価額を期初の価額で割った騰落率で表します。ベンチマークとなる指標の同期の収益率と比較すれば、その運用成果がわかります。投資信託説明書には、その投資信託の年間収益率の推移がグラフで掲載されていますので、確認しておきましょう。
ネクスト11とは
ネクスト11とは、ゴールドマン・サックス社が提唱している、BRICs(BRICS)に続き成長が期待できる新興国のグループの総称です。ネクスト11として、ベトナム、韓国、インドネシア、フィリピン、バングラデシュ、パキスタン、イラン、エジプト、トルコ、ナイジェリア、メキシコの11ヵ国が挙げられています。ゴールドマン・サックス・グループ経済調査部のレポート「More than an Acronym(2007年3月)」内で、2050年までにネクスト11のGDPは、G7の3分の2に達する可能性があると記載...
トータルリターンとは
トータルリターン(Total Return)とは、一定期間内に投資商品への投資から得られる総合収益を指します。これにはキャピタルゲイン(譲渡益)だけでなく、再投資された分配金(インカムゲイン)などが含まれます。こうした利益の合計額を投資コスト(購入価格)で割ってパーセンテージで表すことが多く、総収益率ともいいます。トータルリターンは、投資信託の運用成績を表す際に用いられます。分配金を全て再投資したと仮定し、ある一定期間の分配金込みの基準価額の騰落率を年率で表します。投資信託を選ぶ際は、分配金や分...
投資信託委託会社/投信委託会社とは
投資信託委託会社とは、投資信託を設定し、運用する会社のことをいいます。投資信託委託会社の主な業務には、投資信託約款の作成、目論見書の作成、受益証券の発行、信託財産の運用指図、運用報告書の作成などがあります。なかでも、投資家の資金を管理している受託会社(信託銀行など)に対して運用の指図をすることが最も重要な業務です。具体的には、投資信託委託会社の運用担当者であるファンド・マネージャーが、ファンドごとの運用方針に基づき運用指図を行います。近年では、通常、ファンドの決算ごとに作成される運用報告書だけで...
投資信託とは
投資信託とは、多くの人が資金を出し合って運用をプロに任せる投資商品のひとつで、投信、ファンドとも呼ばれています。集まった資金は、国内外の株式や債券などに投資されます。通常、株式や債券を購入するには数万円~数十万円単位の資金が必要ですが、投資信託は1万円ほどの少額から投資できるものが数多くあります。大きな資金をプロが運用するため、たくさんの銘柄へ投資したり、海外の株式に投資するなど、個人ではなかなかできない投資が可能になります。また、複数銘柄に分散投資するので、リスクを抑えることができることも特徴...
伝統的資産とは
伝統的資産とは、上場株式や債券などの投資対象のことをいいます。多くの場合、国内株式、国内債券、海外株式、海外債券の4つの資産が伝統的資産と位置付けられており、海外資産に関しては特に先進国の資産を指します。伝統的資産での運用は、主にその資産の値上がり益(キャピタルゲイン)や配当・利子収入(インカムゲイン)を目的にします。伝統的資産に対し、伝統的資産以外の新しい投資対象を代替的資産、オルタナティブといいます。未公開株や商品先物などに投資するオルタナティブと区別するために作られた言葉です。したがって、...
通貨選択型(ファンド)とは
通貨選択型の投資信託は、投資対象資産(株式や債券など)に加えて、投資対象通貨も選択することができるよう設計されています。通貨選択型の投資信託の主な収益源としては、(1)投資対象資産の価格変動、(2)為替ヘッジプレミアムによる収益、(3)為替変動による収益などが挙げられます。選択した通貨の対円レートが上昇(円安)に動いた場合には、為替差益を得ることができますが、逆に選択した通貨の対円レートが下落(円高)に動いた場合には、為替差損が発生することになります。
追加型投資信託とは
追加型投資信託とは、当初募集期間、または運用開始後にかかわらず、いつでも購入可能な投資信託のことで、オープン型投資信託とも呼ばれています。当初募集期間中は、それぞれの投資信託で決められた申込価額での購入になりますが、運用開始後は時価である基準価額で購入します。多くの投資信託は、購入時期の制限はありませんが、一部の投資信託では購入できる期間を限定している商品もあります。追加型投資信託に対し、当初募集期間のみしか購入できない投資信託のことを単位型投資信託といいます。みなさんが目にする投資信託の多くは...
単位型投資信託とは
単位型投資信託とは、最初の募集期間にしか購入することができない投資信託のことで、ユニット型投資信託とも呼ばれています。解約については、いつでも解約できる商品やある一定期間解約ができない商品など、商品ごとに異なります。単位型投資信託に対し、当初募集期間以降でも購入が可能な投資信託を、追加型投資信託といいます。単位型投資信託は募集期間しか購入できないので、機会を逃してしまうと購入することができません。ただ、人気があった場合は新たに販売されたり、シリーズ化されることもあります。
ソブリン債とは
ソブリン債とは、政府や政府機関が発行または保証を行っている債券の総称です。ソブリン(sovereign)は直訳すると「君主、国王」という意味になります。ソブリン債を中心に投資する投資信託では、○○ソブリンファンドなどの商品名で販売されていることがあります。ソブリン債をはじめ、外国の債券に投資する投資信託の中でも、毎月お小遣いや年金のように分配金を受け取るタイプの商品が、一時はかなりの人気を集めました。しかし、あくまで投資信託のため、分配金や元本は変動するものであることを理解する必要があります。
先進国とは
先進国とは、主に経済が大きく発展している国々のことをいいます。先進国と呼ばれるための定義はなく、経済や技術が発展しており、生活水準が高いといわれている国々の総称となっています。主要国首脳会議は現在G7(ジーセブン)と呼ばれ、日本、米国、イギリスなどの先進国と呼ばれている国々が参加しています。先進国に対し、経済などが未発達な国々を発展途上国といいます。投資する際に検討材料となる要素には、その国の発展性や技術なども重要ですが、政情の安定性も大きなポイントです。技術や資金、資源があっても政情が安定しな...
設定日とは
設定日とは、投資信託の運用が開始される日のことです。投資信託は、運用する前に資金を集める当初募集期間という時期を経て、設定日から運用を開始します。設定日はパンフレットや目論見書の中の「お申込メモ」や「ファンド概要」などに記載されています。多くの投資信託は設定日の基準価額を1万円として運用をスタートしています。
セクターとは
セクターとは、主に株式相場や株式市場を分析する際、便宜上区分するグループのことです。業種や発行株数、株価といったグループだけでなく、技術や開発といったテーマごとに分ける場合もあります。ファンドマネージャーやアナリストは、セクターごとに業績の比較を行ったり、セクター内での株価の割高・割安を比較するなどして、投資の判断材料を探します。たとえば、車に使用されている燃料電池というテーマでセクターを考えてみましょう。まず思い浮かぶのは、燃料電池を入れる車を作っている自動車会社ですね。その次は、その燃料を作...
スイッチングとは
スイッチングとは、投資信託を買い換えることです。単に現在保有している投資信託を売却して、他の投資信託を購入する際にも用いますが、通常は同一の商品で、その商品に組み込まれている金融商品を乗り換える際に用います。スイッチングができる商品には、変額年金やセレクト型、アンブレラ型と呼ばれる投資信託があります。また、同一の投資信託で為替ヘッジありとヘッジなしのタイプの乗り換えや、決算周期の異なるタイプへの乗り換えもスイッチングといいます。スイッチングは自分の運用目的や運用期間に合わせて、その商品に組み入れ...
信託約款とは
信託約款とは、投資信託の契約について規定したもので、単に約款と呼ばれることもあります。信託約款には、契約期間や分配金の分配方法、手数料など、投資信託を運営していくために必要な条項が記載されており、目論見書で確認することができます。投資信託を設定するときは事前に監督官庁である金融庁への届け出が必要で、内容に変更があった場合には訂正の届け出をして投資家に周知するよう法律で定められています。
信託報酬とは
信託報酬とは、投資信託を管理・運用してもらうための経費として、投資信託を保有している間投資家が支払い続ける費用のことです。ただし、別途支払うのではなく、信託財産の中から「純資産総額に対して何%」といったように毎日差し引かれます。投資信託の種類によって信託報酬は異なりますが、年0.5~2.0%程度が一般的です。一般的に特定の指数への連動を目指すインデックスファンドのほうが、ファンドマネージャーの手腕が問われるアクティブファンドより信託報酬が低い傾向があります。投資家が負担する費用には、保有中にかか...
信託財産留保額とは
信託財産留保額とは、投資信託を解約する際に投資家が支払う費用のことです。ただし、別途投資家が支払うのではなく、「基準価額に対して何%」といったように解約代金から差し引かれます。投資信託の種類によって差し引かれる金額は異なり、一般的には0.3%程度ですが、差し引かれない投資信託も多くあります。投資家が負担する費用には、解約時にかかる信託財産留保額の他、購入時にかかる販売手数料や保有中にかかる信託報酬があります。信託財産留保額は、投資信託を保有し続ける投資家に迷惑がかからないようにするための費用です...