お知らせ
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配当落ち・権利落ちとは
配当落ちとは、その期の配当を受ける権利が権利確定日の翌営業日をもってなくなることをいいます。また、権利が受けられない分、株価が安くなったことをいう場合もあります。たとえば、1株1,000円の株が配当を1株当たり5円出すとします。配当がもらえる権利があるのとないのでは、理論的には5円の差が出ます。これが配当落ちです。この例では、配当落ち後、5円の配当分だけ株価が下がり、理論上では株価は995円になります。ただし、株価はその他の要因でも日々値動きしていますので、理論どおり株価が変化するとは限りません...
配当とは
配当とは、企業が株主に利益を分配することをいい、株主が保有する株数に比例して分配されます。通常は決算時に分配されますが、特別大きな利益がある年や会社の記念の年には、特別配当、記念配当といったように通常の配当に上乗せ、または区別して分配されることがあります。配当は必ず行われるものではなく、赤字のときや企業の方針によって行われないこともあります。配当を中断していた企業が配当を復活させることを復配、また配当を増やすことを増配といいます。復配や増配のニュースは、一般的に株主や株価にもプラスに作用する可能...
バイ・アンド・ホールドとは
バイ・アンド・ホールド(Buy and Hold)とは、長期保有を行うことを前提とした投資手法のこと。株式投資におけるデイトレード(投資期間:1日)、スイングトレード(投資期間:数日程度)、ポジショントレード(投資期間:数週間程度)などに代表される短期売買の投資手法に対する対義語で、「買い持ち」ともいいます。バイ・アンド・ホールドによる投資において選択対象となるのは、成長期待度の高い企業になるのが一般的です。広義では、債券投資において、満期まで保有し続けるスタンスで債券を買う場合もバイ・アンド・...
値幅制限とは
値幅制限とは、株式取引において、1日で変動できる株価の上下限を制限したものを指します。投資家を保護する目的で、株価の極端な暴落や高騰を避けるために設定されています。前日の終値を基準として、株価の価格帯により設定価格は異なります。なお、米国のニューヨーク証券取引所やNASDAQ、香港証券取引所には値幅制限という制度が存在しません。ただし、ニューヨーク証券取引所やNASDAQにはサーキットブレーカーという制度があり、急激な株価下落に対しては取引が一時的に中断されることがあります。
ネックラインとは
ネックラインはテクニカル分析で使われる言葉で、ダブルボトムやダブルトップなどのチャート形状において、トレンドの転換点を示すラインのことです。ダブルボトムの場合では、下落している株価がいったん上昇し、下落に転じたところがネックラインとなります。
値がさ株とは
値がさ株(値嵩株)とは、株価水準が高い銘柄のことをいいます。どの程度高ければ値がさ株と呼ばれるかという明確な定義はありませんが、近年では1単元(100株)の購入金額が50万円以上、つまり株価が5,000円程度以上の銘柄のことを呼ぶのが一般的です。値がさ株に対して、株価水準が中程度の水準の銘柄を「中位株」、低い水準の銘柄を「低位株」と呼びます。なお、日経平均株価は、構成銘柄の単純平均をもとに修正を加える方法で算出しているため、低位株よりも値がさ株の値動きの影響を受けやすいといった特徴があります。
値洗いとは
値洗いとは、もともとの値段を時価で洗い直す(リセットする)ことを意味します。信用取引や先物取引、FXの建玉について、時価(清算値段)によって日々評価替えを行うことで、相場の変動に際しても決済の履行を確実にすることができます。
日本証券金融とは
株式投資における信用取引の資金の貸付けおよび信用売りを行う際の株券の貸付けなどを主に行う証券金融会社。1927年に創業し、主業務の貸借取引業務のほかにも、債券貸借市場においての貸し手と借り手の仲介、証券会社の運転資金の貸付業務などを行っています。
日経平均株価/日経225とは
日経平均株価とは、日本経済新聞社が発表する株価指数のことで、東証上場銘柄のうち、代表的な225銘柄をもとに計算されています。日本の株式市場の大きな動きを把握する代表的な指標として用いられ、投資信託や先物取引などの商品にも利用されています。日本の代表的な銘柄を選定して指標としているため、定期的に組み入れ銘柄の見直しが行われていますが、分母(除数)の修正などで株式分割や銘柄入れ替えなど市況変動以外の要因を除去して指数値の連続性を保っています。日本の株式市場の代表的な指標として、日経平均株価の他にはT...
日経株価指数300とは
日経株価指数300とは、日本経済新聞社が算出・発表している主要300銘柄の時価総額加重型指数のことです。略して「日経300」とも呼ばれます。「より少ない銘柄で市場の実勢を的確に表すことを目的」(日本経済新聞社より)に開発されたものです。採用されている300銘柄は、東京証券取引所の上場銘柄の中から、業種のバランスなどを考慮しながら、時価総額の大きさを基準に選定されています。1982年10月1日の時価総額を100として指数を算出し、1993年10月から公表が始まっています。原則として、年1回、銘柄の...
ナンピン買いとは
ナンピン(難平)買いとは、保有している銘柄の株価が下がったときに、さらに買い増しをして平均購入単価を下げることです。たとえば、6,000円で100株買った銘柄が、5,000円に下がったときに100株買い増しをしたとすると、1株当たりの平均購入単価は5,500円になり、利益が出る水準が下がります。これをナンピン買いといいます。ナンピン買いは株価が上昇トレンドにあって、一時的に下がったときに行うと有利になる可能性の高い投資手法ですが、下落トレンドの途中では損失をさらに大きくすることにもなりかねません...
成行注文とは
成行注文とは、売買を行うときに、値段を指定せずに注文することをいいます。売買が成立した場合の値段は、成立した売買の相手によって決まります。成行注文をした人が一番有利な売買の相手と取引することになります。つまり、成行売り注文をした場合は、そのときに一番高く買い注文していた人と売買が成立し、成行買い注文をした場合は一番安く売り注文していた人と売買が成立します。成行注文に対し、売買の際に値段を指定して注文することを指値注文といいます。成行注文は、価格優先の原則から指値注文に優先して売買が成立します。取...
なでしこ銘柄とは
女性が働き続けるための環境整備を含め、女性人材の活用を積極的に進める企業(銘柄)群を指します。2012年度から経済産業省が東京証券取引所と共同で、女性活躍推進に優れた上場企業を選定・発表しています。具体的には、女性のキャリア支援と仕事・家庭の両立支援の2つの側面でスコアリングし、各業種の上位企業の中から財務面の基準を満たした代表企業を選定します。
NASDAQとは
1971年に開設された米国にある新興企業向けの株式市場です。NASDAQ上場企業では、マイクロソフトやアップルなどが有名ですが、2012年5月にはフェイスブック(現メタ・プラットフォームズ)が上場し、話題となりました。また、任天堂や日産自動車といった日本企業も数多く上場しています。NASDAQ総合指数は、上場する全ての銘柄を時価総額加重平均で算出した指数です。
名古屋証券取引所/名証とは
名古屋証券取引所は、1886年に創設された名古屋株式取引所を前身とする証券取引所です。2022年4月4日付で上場制度の整備を実施し、従来の市場第一部、市場第二部、セントレックスの市場区分から、プレミア市場、メイン市場、ネクスト市場へと変更されました。プレミア市場は、優れた収益基盤・財務体質に基づく高い市場評価を有し、多くの投資家の継続的な保有対象となりうる企業向けの市場。メイン市場は、安定した経営基盤が確立され、一定の事業実績に基づく市場評価を有し、多くの投資家の継続的な保有対象となりうる企業向...
内部留保とは
内部留保とは、企業が生み出した利益から税金や配当、役員報酬などの社外流出分を差し引いたお金で、社内に蓄積されたものを指します。社内留保ともいいます。総資産に対する内部留保の比率は、財務の健全性を示す指標としても注目されています。余ったお金をどのように分配するかは、企業の考え方や財務状況などによって異なります。株主還元を重視するなら配当を増やし、財務基盤を強化するなら内部留保を増やすといった方法があります。概して日本の企業は欧米に比べて内部留保の割合が多いといわれていますが、最近では大株主からの要...
内需関連株とは
事業基盤が国内にあり、国内景気(内需)が好調なときに、より業績の拡大が見込まれる企業の株式を指します。国内に主な事業基盤を持つ企業で、代表的な業種としては、不動産、建設、倉庫、電鉄、電力などのほか、鉄鋼、紙・パルプなどの素材産業、銀行、保険といった金融などがあります。輸出関連株との対比で注目されることが多く、円高や国内景気の回復などを材料に買われることが多いのも特徴です。株式投資を行う際は一方向に偏るのではなく、値動きの異なる銘柄に分散したほうが、損失リスクを抑えられます。その一例として、内需関...
トレンド分析とは
トレンド分析とは、過去から現在までの相場のトレンド(方向性)を分析し、将来的な値動きの方向性を予測することです。さまざまな種類のトレンド分析がありますが、代表的な分析として、移動平均線や一目均衡表、ボリンジャーバンド、MACDなどが挙げられます。相場の流れに乗るトレンド分析は、基本的に順張り型の分析手法です。
トリプルウィッチングとは
トリプルウィッチング(Triple witching)は、主に米国の金融市場で使われている言葉で、株価指数先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の3つのデリバティブ取引の取引期限満了日(決済期日)が重なる日を指します。トリプルウィッチングは年に4回あり、3月、6月、9月、12月の第3金曜日です。決済期日が近づくにつれてマーケットの取引量が増加し、相場が大きく変動する傾向があります。なお、ウィッチとは魔女のこと。3人の魔女がマーケットをかく乱するという意味合いが込められています。日...
取引先持株会とは
取引先持株会は、取引先関係者による取得対象株式の取得により、相互間の親睦関係の増進に寄与することを目的としています。あらかじめ申し込んだ金額を定期的に拠出することになりますが、奨励金の支給等の経済的援助を与えることはできません。なお、会員(取引関係者)は法人か個人かを問いません。